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トラブルマーチ

第5章 契約

「いい?里香は、谷原家の嫁に相応しい女になってもらう。どんなに親戚や親に反対されても、納得させる様な女にね?…それが俺の婚約者として付き合うって事だから。もしも、努力を怠ったら…考えとくよ。」


「谷原…。」


「名前で呼べよ。摂。お・さ・む。」



怖い。
本当に…なんでこんな事になったのか…。

おじいちゃんが倒れなければ…
こんなところに引っ越さなくてすんだのに。


「学校へ…。」


「マンションに行く。」

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