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トラブルマーチ

第5章 契約

冷ややかな目で見られると、また何をされるかと不安になった。


黙ってシートに身を任した。


何時の間にかに身なりを整えた谷原は、膝の上に置いた私の手に手を添えてきた。



「里香ちゃん…俺の彼女になったんだよね?」


「そうだね。」


「俺の事好き?」



好きなわけ…あるか!!



「好きになったら言ってね?それまでは一応…我慢するよ。」

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