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トラブルマーチ

第5章 契約

カレカノなら名前で呼べと言う事なんだろう。

おさむ

そう呼べば気が済むなら、それに付き合ってやるしかない。


一際高いマンションの前に着くと、谷原が降りて私を手招きして呼ぶ。

私も谷原の後に続いて降りると、この街で一番高い建物なんじゃ無いのかと思うくらい。


都内では高層ビルを見て居たのに、私も随分とこの生活に溶け込んで居た。


平屋や二階建ての家ばっかりで、しかも大きな庭がある家ばっかりの田舎に、10階建てのマンションは…高いんだ!!


学校や市営住宅の4・5階なんて…というくらい!!


街を見渡せるんだろう。

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