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トラブルマーチ

第6章 新たな関係

「里香ちゃん…。」


切なげな声で名前を呼んで欲しくない。


「谷原の…摂の好きにしたら良い。」



私はゆっくりと視線を谷原の手に移し、その手をとった。

谷原がその手を握り返すので、ゆっくりと目を閉じる。


大丈夫。
もう何度もされた事。


散々泣き喚いてもやめなかったあの仕打ちで、私の処女は奪われ、そんな初めて身体を開かさせた同じ日にまたも数時間に渡って犯し続ける様な…こんな鬼畜に…今更優しく愛されたいなんて思わない。

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