
素直になれたら...
第3章 *初対面
うまく喋れない私に
こーくんはたくさん話題をふってくれる。
時間は刻々と過ぎる...
でも、今日はたくさん時間はある。
夫は職場から飲み会へ直行。
飲み会のお迎えまで時間はある。
約10時間。
そのうち3時間があっという間に過ぎていった...
『りな、ガッカリした...?』
「えっ?」
『俺のこと見てガッカリした?』
「いや、そんなこと...
写メとそのまんま。カッコイイ...若い。でも、あまり喋らないって言ってたけど、喋ってくれるからよかった...」
『よかった。
頑張って喋ってるんだよ?(笑)
意外とりなが喋らなくて焦った。
りな、全然子供いるように見えないね。結婚してるのも嘘みたい。』
忘れてた...
私、子供いたんだ。
結婚してたんだ。
忘れてた...
『りな、りなさえ良ければギューッとしていい?』
首を横にふった。
嫌なんじゃない。
ギューッとしてほしい。
でも、私はなぜか拒否した。
