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光の輪の中の天使~My Godness番外編~

第2章 流れた歳月

 いや、今も既に柊路は紛れもない理乃の父親だった。
「そっか。おじちゃんと約束したか」
 柊路の眼がいっそう優しげに細められた。
「ねえ、パパ。あのおじちゃん、正義の味方なんだって」
 無邪気にしゃべり出した理乃を片手で軽々と抱き上げた柊路は空いた方の手で実里の肩を抱いた。
 歩き出した親子三人の影が地面に長く伸びている。いつしか夕陽は地平の彼方に沈み、初夏の空は淡い菫色に染まり始めている。
 公園の片隅に、蒼色の紫陽花がぽつんと忘れ去られたように咲いている。星形の小さな花の集まりが潮の香りを孕んだ宵風にかすかに揺れた。 
。。The End。。

☆ 悠理と実里の話はこれで終わりです。
 番外編もお読みくださり、本当にありがとうございました。
 いつか機会があったら、また悠理のその後などを書いてみたいと思います。
 ここまでおつきあいくださったすべての方へ。
心よりお礼申し上げます。
 Speciai Tthanks!!

 作者より ☆
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