《Eternal bells…… 》
第12章 祇園祭
祇園祭の日ーー
栄太は小物屋に来ていた。
周りは女ばかりで居心地が悪い、、
栄太は背も高く、無愛想だが整った顔。女達は頬を赤らめ横目で見る。
(麗美はどんなのが好きなんだ??)
色々手に取り悩んでいると、一つの簪が目に付く。白いガラスのとんぼ玉に銀色の蝶と花の飾りがキラキラ揺れている。
「これ頂戴」
栄太はご機嫌で店を後にした、、、
(早く帰って麗美を誘わんと♪)
足早に歩き甘味屋(紫乃屋)を通りかかると、、、
「「あっ………」」
沖田総司と会った。
「まだ諦めずに来てる訳?もう、麗美は此処は辞めたよ」
ニヤリと笑う栄太。
「………知ってますよ」
悔しそうな総司。
「もう麗美に近寄らないでね。壬生浪士組、沖田総司さん」
ー!!!
「クッ…………」
唇を噛み、下を向く。
「潔く諦めなよ……」
栄太は総司の耳元で囁き去って行った。
ーーーー
日が暮れて空が赤く染まる頃、、、
私は栄太に祇園祭に誘われ、買ったばかりの着物に袖を通していた。
白地に薄い紫色の華、光沢があって一目惚れして買った。髪も少しアレンジして化粧もいつもより頑張ってみた。
「準備出来とる?」
「うん♪出来たよ」
麗美が廊下に出ると、栄太は固まった、、、
「なに?何処か変?」
麗美はあたふたする。
「いや///変じゃない。ほら行くぞ///」
当たり前の様に手を繋ぎ、麗美の前を歩く栄太、、、
栄太は小物屋に来ていた。
周りは女ばかりで居心地が悪い、、
栄太は背も高く、無愛想だが整った顔。女達は頬を赤らめ横目で見る。
(麗美はどんなのが好きなんだ??)
色々手に取り悩んでいると、一つの簪が目に付く。白いガラスのとんぼ玉に銀色の蝶と花の飾りがキラキラ揺れている。
「これ頂戴」
栄太はご機嫌で店を後にした、、、
(早く帰って麗美を誘わんと♪)
足早に歩き甘味屋(紫乃屋)を通りかかると、、、
「「あっ………」」
沖田総司と会った。
「まだ諦めずに来てる訳?もう、麗美は此処は辞めたよ」
ニヤリと笑う栄太。
「………知ってますよ」
悔しそうな総司。
「もう麗美に近寄らないでね。壬生浪士組、沖田総司さん」
ー!!!
「クッ…………」
唇を噛み、下を向く。
「潔く諦めなよ……」
栄太は総司の耳元で囁き去って行った。
ーーーー
日が暮れて空が赤く染まる頃、、、
私は栄太に祇園祭に誘われ、買ったばかりの着物に袖を通していた。
白地に薄い紫色の華、光沢があって一目惚れして買った。髪も少しアレンジして化粧もいつもより頑張ってみた。
「準備出来とる?」
「うん♪出来たよ」
麗美が廊下に出ると、栄太は固まった、、、
「なに?何処か変?」
麗美はあたふたする。
「いや///変じゃない。ほら行くぞ///」
当たり前の様に手を繋ぎ、麗美の前を歩く栄太、、、