《Eternal bells…… 》
第14章 長人
旅籠に戻り、血の臭いが鼻から離れない私はお風呂に入った、、、
外はすっかり明るくなっていた、、
香を焚き、髪を拭く麗美、、
(まだ、手の震えが収まらない…)
「麗美~?入っていい?」
「うん、いいよ」
風呂上がりの栄太、、、
部屋に入るなり、麗美を抱き締め濡れた髪に口づけを落とす。
「怖かったでしょ?」
(栄太の甘い匂い…安心する…)
「栄太が居れば大丈夫…。
栄太は、人を斬るの怖く無いの…?」
胸に顔を埋める…
「…慣れとるから怖くはないよ。でも…無駄な殺傷はしとうないね…。日本人同士で争い、乱れた世を変えたいんだ…。その為なら命を懸けるんも、必要なら命を奪うんも、僕は怖く無いっちゃ」
吉田稔麿、心根が優しくて頭が良い。頑固で突っ走る時もあるけど、世の中の流れをしっかり見極める人。幕府の要人にも、稔麿に一目置く人物がいる程。未来に居た頃は少ない情報で、ほんの少しの人物像しか知らなかったけど、、、
今、目の前にいる吉田稔麿に私は
どんどん惹かれていってる…
ーギュ~ッ…
栄太を強く抱き締め返す…
「栄太…私、前より更に吉田稔麿が好きになった。目の前にいる稔麿が///」
「クスッ…まだ足りん、もっと好きに
なって」
布団に横になり、抱き締めたまま頭を撫でる栄太郎、、、
麗美は栄太の腕の中で眠りにおちた。
目が覚めると栄太は居なかった。
布団に残る、甘い香りに少し埋もれて麗美は起き上がる、、、
八・一八の政変、、その日はすぐ近く、、
外はすっかり明るくなっていた、、
香を焚き、髪を拭く麗美、、
(まだ、手の震えが収まらない…)
「麗美~?入っていい?」
「うん、いいよ」
風呂上がりの栄太、、、
部屋に入るなり、麗美を抱き締め濡れた髪に口づけを落とす。
「怖かったでしょ?」
(栄太の甘い匂い…安心する…)
「栄太が居れば大丈夫…。
栄太は、人を斬るの怖く無いの…?」
胸に顔を埋める…
「…慣れとるから怖くはないよ。でも…無駄な殺傷はしとうないね…。日本人同士で争い、乱れた世を変えたいんだ…。その為なら命を懸けるんも、必要なら命を奪うんも、僕は怖く無いっちゃ」
吉田稔麿、心根が優しくて頭が良い。頑固で突っ走る時もあるけど、世の中の流れをしっかり見極める人。幕府の要人にも、稔麿に一目置く人物がいる程。未来に居た頃は少ない情報で、ほんの少しの人物像しか知らなかったけど、、、
今、目の前にいる吉田稔麿に私は
どんどん惹かれていってる…
ーギュ~ッ…
栄太を強く抱き締め返す…
「栄太…私、前より更に吉田稔麿が好きになった。目の前にいる稔麿が///」
「クスッ…まだ足りん、もっと好きに
なって」
布団に横になり、抱き締めたまま頭を撫でる栄太郎、、、
麗美は栄太の腕の中で眠りにおちた。
目が覚めると栄太は居なかった。
布団に残る、甘い香りに少し埋もれて麗美は起き上がる、、、
八・一八の政変、、その日はすぐ近く、、