《Eternal bells…… 》
第14章 長人
ーキィーン
栄太に振り下ろした佐伯の刃は、あっさりと横に流された。
「こんな弱いんじゃ、遊びにもならん」
「煩いっ!死ねーーーー!」
正気を失った佐伯は正面から栄太に向かって来た。
右側に避け、そのまま後から佐伯を斬る、、、
「ぎゃぁぁーー!」
佐伯は右肩から、左腰にかけて斬られ真っ赤な血が流れる、、
俯せに倒れた佐伯に刃を向けた、、
「お前みたいな奴は、必要無い」
ーズシュッ
佐伯は動かなくなった、、、
刀の血を振り落とし、周りを見ると、浪士達も息絶えていた、、、
「まさか、君がこちら側だったとはね…」
「俺も驚きました、栄太さんが同志だったとは……」
「佐々木は誰の下についとる?」
「肥後の宮部さんに少しの間仕えてました。壬生浪に入ったのは、自分の独断です」
「そうか…時期が来るまでは、上手く壬生浪に居座ってくれ。俺は久坂玄瑞、こいつは吉田稔麿。稔麿はまだ、顔が割れとらんから改名前の栄太郎で呼んでいるけどな」
無事に事を終え、愛次郎が長州側だと分かった、、、
「麗美、大丈夫か?」
いつもの栄太に戻り、後から抱きつく。
「愛次郎さん……無事で良かった」
あぐりを抱き締める愛次郎。
「あぐり……俺のせいで…。俺は、長人なんだ。間者として壬生浪にいる。ばれたら命は無い…あぐりを危ない目に合わせたくないんだ、だから……」
「嫌です!私は愛次郎さんの側に居ます。愛次郎さんしか嫌なの…
だから…覚悟は出来ています。側においてください!」
「ありがとう……。絶対に俺が守るから」
「大事な姫が、もう一人増えたな」
玄瑞は暖かい目で二人を見る。
愛次郎さんは、そのまま屯所に戻らせた。佐伯が長州の間者で、浪士達と密会したのを愛次郎が仕留めた事にして片付ける事になった。
「また、助けられちゃった。ありがとう…。栄太郎さんと、久坂さんもありがとうございました」
深く頭を下げて、笑顔を見せるあぐり。
空が明るくなった頃に、旅籠に戻った、、、
栄太に振り下ろした佐伯の刃は、あっさりと横に流された。
「こんな弱いんじゃ、遊びにもならん」
「煩いっ!死ねーーーー!」
正気を失った佐伯は正面から栄太に向かって来た。
右側に避け、そのまま後から佐伯を斬る、、、
「ぎゃぁぁーー!」
佐伯は右肩から、左腰にかけて斬られ真っ赤な血が流れる、、
俯せに倒れた佐伯に刃を向けた、、
「お前みたいな奴は、必要無い」
ーズシュッ
佐伯は動かなくなった、、、
刀の血を振り落とし、周りを見ると、浪士達も息絶えていた、、、
「まさか、君がこちら側だったとはね…」
「俺も驚きました、栄太さんが同志だったとは……」
「佐々木は誰の下についとる?」
「肥後の宮部さんに少しの間仕えてました。壬生浪に入ったのは、自分の独断です」
「そうか…時期が来るまでは、上手く壬生浪に居座ってくれ。俺は久坂玄瑞、こいつは吉田稔麿。稔麿はまだ、顔が割れとらんから改名前の栄太郎で呼んでいるけどな」
無事に事を終え、愛次郎が長州側だと分かった、、、
「麗美、大丈夫か?」
いつもの栄太に戻り、後から抱きつく。
「愛次郎さん……無事で良かった」
あぐりを抱き締める愛次郎。
「あぐり……俺のせいで…。俺は、長人なんだ。間者として壬生浪にいる。ばれたら命は無い…あぐりを危ない目に合わせたくないんだ、だから……」
「嫌です!私は愛次郎さんの側に居ます。愛次郎さんしか嫌なの…
だから…覚悟は出来ています。側においてください!」
「ありがとう……。絶対に俺が守るから」
「大事な姫が、もう一人増えたな」
玄瑞は暖かい目で二人を見る。
愛次郎さんは、そのまま屯所に戻らせた。佐伯が長州の間者で、浪士達と密会したのを愛次郎が仕留めた事にして片付ける事になった。
「また、助けられちゃった。ありがとう…。栄太郎さんと、久坂さんもありがとうございました」
深く頭を下げて、笑顔を見せるあぐり。
空が明るくなった頃に、旅籠に戻った、、、