
《Eternal bells…… 》
第21章 純粋な狂気
「会津の中川様と長人が死んでいた事に、何か関係があるのかもしれないね…」
と、山南。
「でもよ、ボリ…そんな必死に捜すって事は余程大切な女なんだろ~な。ガリッ誰かの女なんじゃねぇか?」
ーボリボリ…
沢庵丸ごと食べる佐之助。
「「…佐之助…どっから持って来たんだ
よそれ…」」
呆れる新八と平助。
ーピキッ
「とにかく、巡回は気を引き締めろ。これ以上ケガ人を増やす訳にはいかねぇ…怪しい奴は斬っても構わない。山崎、女の事もう少し探ってみてくれ…先に捕らえれば、何か役に立つかもしれねぇぞ。それ程大事にされてるんだ…ニヤッ…」
「承知…」
(麗美さんは攘夷派の…。だからあの時、友達をやめると言ったんですね…
私はどうすれば…?帰したくないです…
このまま…)
麗美は攘夷側の人間だった…
それを知ってしまった総司。
ぞろぞろと部屋を出ていく中、
総司だけ座ったまま動けなかった。
「どうした総司、別宅の方はどうだ?近藤さんも自分のより立派な家を準備するとは…お前には甘いよな…。俺と近藤さんにぐらい会わせろよ」
「……まだ、体調が思わしくないんです。それに、土方さんに会わせたら孕ませられるから嫌ですよ」
「まあ、お前より女の悦ばせ方は知ってるからな。俺に奪われない様に、満足させておけよ…ニヤッ」
エロス大魔王降臨。
「そんなっ//まだ何もしてませんよ!」
「一緒に暮らしてまだだと?!お前は
馬鹿か…?」
呆れる大魔王。
「放っといてくださいよ!
巡回行ってきますからっ!!」
怒った総司は部屋を出て行った。
ースッ バンッ!!
(総司は純粋過ぎだ…記憶を失ってるなら
そのまま奪えばいいじゃねぇか。優しいのはいい所だが、傷付く結果にならなきゃいいけどな…)
唯一、麗美に会っている山崎に、記憶を失っている事を聞いていた土方。総司には幸せになってもらいたいという想いもあり、心配していた…。まさか総司の好きな女が、長州側の人間だとは疑いもしなかった…
と、山南。
「でもよ、ボリ…そんな必死に捜すって事は余程大切な女なんだろ~な。ガリッ誰かの女なんじゃねぇか?」
ーボリボリ…
沢庵丸ごと食べる佐之助。
「「…佐之助…どっから持って来たんだ
よそれ…」」
呆れる新八と平助。
ーピキッ
「とにかく、巡回は気を引き締めろ。これ以上ケガ人を増やす訳にはいかねぇ…怪しい奴は斬っても構わない。山崎、女の事もう少し探ってみてくれ…先に捕らえれば、何か役に立つかもしれねぇぞ。それ程大事にされてるんだ…ニヤッ…」
「承知…」
(麗美さんは攘夷派の…。だからあの時、友達をやめると言ったんですね…
私はどうすれば…?帰したくないです…
このまま…)
麗美は攘夷側の人間だった…
それを知ってしまった総司。
ぞろぞろと部屋を出ていく中、
総司だけ座ったまま動けなかった。
「どうした総司、別宅の方はどうだ?近藤さんも自分のより立派な家を準備するとは…お前には甘いよな…。俺と近藤さんにぐらい会わせろよ」
「……まだ、体調が思わしくないんです。それに、土方さんに会わせたら孕ませられるから嫌ですよ」
「まあ、お前より女の悦ばせ方は知ってるからな。俺に奪われない様に、満足させておけよ…ニヤッ」
エロス大魔王降臨。
「そんなっ//まだ何もしてませんよ!」
「一緒に暮らしてまだだと?!お前は
馬鹿か…?」
呆れる大魔王。
「放っといてくださいよ!
巡回行ってきますからっ!!」
怒った総司は部屋を出て行った。
ースッ バンッ!!
(総司は純粋過ぎだ…記憶を失ってるなら
そのまま奪えばいいじゃねぇか。優しいのはいい所だが、傷付く結果にならなきゃいいけどな…)
唯一、麗美に会っている山崎に、記憶を失っている事を聞いていた土方。総司には幸せになってもらいたいという想いもあり、心配していた…。まさか総司の好きな女が、長州側の人間だとは疑いもしなかった…
