
《Eternal bells…… 》
第21章 純粋な狂気
翌朝ー
ーチュッ…
スヤスヤ眠る麗美に口づけを落とすと、総司は仕事に出掛けた。
薬の効能を知り、朝までずっと抱き続けた総司…。甘美な身体と淫らに自分を欲する麗美を、もっともっと自分で染めてしまいたいという思いが心で渦巻いていた。
(麗美はもう私のもの…渡しません…)
屯所ーー
ースパンッ!
「おはようございます♪土方さん」
キラキラ☆目は充血。
「おぉ、総司か。なんだ寝不足か?」
「土方さんの゙惚れ薬゙のせいで、朝まで寝かせてもらえませんでしたよ~。
ところで、あの薬もう1つください」
ニコッ♪手を出す総司。
「おい…まさか、一回で一包飲ませたのか?」
ひきつる大魔王。
「え…?駄目でしたか?」
キョトンとする。
「駄目って事はないが…強烈過ぎて理性失うだろ…精々半量までだ。お前、良く朝まで相手出来たな…」
大魔王も唖然。
「半量ですか…わかりました。
じゃあ、ください♪」
ニコッ♪
ーゴソゴソ…
棚を漁る大魔王…
「ほらよ…あんまりこれに頼るなよ。自分の技を磨け」
さすがテクニシャン♪
「煩いですよぉ!私は土方さんみたいに玩具は使いません。じゃあ♪」
そう言って部屋を出て行く総司。
(誰から聞いたんだ?!!)
再び媚薬を手に入れた総司…
深い愛情と独占欲が狂気へと変わっていく…
