
《Eternal bells…… 》
第23章 いっくんの改心
晴天の空に小鳥が囀ずる朝、、
以蔵は河原をウロウロしていた。
昨夜も新兵衛と共に市中に出ていた以蔵、結局プレゼントを考える暇なく朝
を迎えてしまったのだった…
その時、河原の隅に咲く桃色の花が目に入った…
(花は好きじゃろ~か…?)
桃色の花弁が鮮やかな小振りの花…
桜草をつんで小さな花束を作る…
そして、麗美が髪を結ってくれた時の
白い髪結い紐で結んだ…
(これで良いがじゃ♪)
満足そうな顔で河原を後にした、、
麗美の部屋の前、、
「麗美先生、以蔵じゃき」
「はぁ~い♪どうぞ」
ースッ
「…………?」
ーパタン
襖を開けて、すぐ閉めた以蔵。
(部屋間違えたかえ…?)
しばし考える…
「以蔵さ~ん…?どうしたの~?」
やっぱり麗美の声…
ースッ…
もう一度開けると、ビビりながら部屋に
踏み込んだ…
「麗美先生かえ……?」
目を丸くする以蔵。
布団の傍らにはニヤニヤする翠蓮…
座っている麗美?らしき人は、黒髪を
潰し島田風に結い上げ、綺麗な簪と櫛を
差し…白粉を塗った白肌に紅い唇の
艶っぽい京美人…。
イメチェンした麗美である…。
「変ですかね…?これからは、
これが私です。偽名も考え
るんですよ♪」
楽しそうだよ麗美。
偽名は『桜香(おうか)』に決定する。
「以蔵、惚れたら駄目だよ」
ニカッ♪
翠蓮も楽しそう。
(…黒髪も良いにゃ~///)
「…まっこと驚いたぜよ。
似合っちょるのぉ…栄太郎も惚れ
直すきぃ///」
まともに見れない以蔵君。
「じゃあ、以蔵、勉学頑張ってね。
夕刻にまた来る」
翠蓮は出掛けて行った。
布団の隣に腰を下ろす以蔵…
「先生、ぷれぜとじゃき//」
桜草の花束を差し出す…
ー!!
「これ!桜草!可愛い~♪
ありがとう。あ!下から湯飲みに
お水入れたの持ってきて貰っていい?
飾りたいから♪」
以蔵が持って来ると、
湯飲みに花を差し、嬉しそうに眺める…
「以蔵さん、゙花゙は、゙フラワー゙」
ニカッ♪
「ふらわあ…?」
キョトン以蔵君。
「フラワー♪flower♪さんはいっ」
「「フラワー♪」」
見事なハモりです。
こうして以蔵と麗美だけの塾が始まった、、
以蔵は河原をウロウロしていた。
昨夜も新兵衛と共に市中に出ていた以蔵、結局プレゼントを考える暇なく朝
を迎えてしまったのだった…
その時、河原の隅に咲く桃色の花が目に入った…
(花は好きじゃろ~か…?)
桃色の花弁が鮮やかな小振りの花…
桜草をつんで小さな花束を作る…
そして、麗美が髪を結ってくれた時の
白い髪結い紐で結んだ…
(これで良いがじゃ♪)
満足そうな顔で河原を後にした、、
麗美の部屋の前、、
「麗美先生、以蔵じゃき」
「はぁ~い♪どうぞ」
ースッ
「…………?」
ーパタン
襖を開けて、すぐ閉めた以蔵。
(部屋間違えたかえ…?)
しばし考える…
「以蔵さ~ん…?どうしたの~?」
やっぱり麗美の声…
ースッ…
もう一度開けると、ビビりながら部屋に
踏み込んだ…
「麗美先生かえ……?」
目を丸くする以蔵。
布団の傍らにはニヤニヤする翠蓮…
座っている麗美?らしき人は、黒髪を
潰し島田風に結い上げ、綺麗な簪と櫛を
差し…白粉を塗った白肌に紅い唇の
艶っぽい京美人…。
イメチェンした麗美である…。
「変ですかね…?これからは、
これが私です。偽名も考え
るんですよ♪」
楽しそうだよ麗美。
偽名は『桜香(おうか)』に決定する。
「以蔵、惚れたら駄目だよ」
ニカッ♪
翠蓮も楽しそう。
(…黒髪も良いにゃ~///)
「…まっこと驚いたぜよ。
似合っちょるのぉ…栄太郎も惚れ
直すきぃ///」
まともに見れない以蔵君。
「じゃあ、以蔵、勉学頑張ってね。
夕刻にまた来る」
翠蓮は出掛けて行った。
布団の隣に腰を下ろす以蔵…
「先生、ぷれぜとじゃき//」
桜草の花束を差し出す…
ー!!
「これ!桜草!可愛い~♪
ありがとう。あ!下から湯飲みに
お水入れたの持ってきて貰っていい?
飾りたいから♪」
以蔵が持って来ると、
湯飲みに花を差し、嬉しそうに眺める…
「以蔵さん、゙花゙は、゙フラワー゙」
ニカッ♪
「ふらわあ…?」
キョトン以蔵君。
「フラワー♪flower♪さんはいっ」
「「フラワー♪」」
見事なハモりです。
こうして以蔵と麗美だけの塾が始まった、、
