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(よし！きっぱり断ろう！)

「あの…塾に行きたいなら、私よりも
ちゃんと先生がいる所が良いですよ。
それに、この子達を預かっていて責任
もあります。知らない人を家に入れる
訳にはいきません。ごめんなさい」

きっぱりと断った！

「そうですか…ｼｭﾝ…」
どよ～んとしたオーラを放つ。


(ウッ…そのオーラやめてください…)

私が思わず同情心から考え直そうと
思ったら…


「桜香と虎太郎も帰るぞ…
そういう事なので、諦めてください。
これで失礼します…」
別人の様な以蔵。


「おじちゃん、ごめん…。
でも、よくここで遊んどるから、
今度一緒に遊ぼうな♪僕とおじちゃん
はふれんどや♪ほなな～」
虎太郎優しいっ。


「ありがとう…。今度、ふれんどの
意味を教えておくれ」
キラキラ☆


以蔵に手を引かれながら歩く虎太郎…
何度も後ろを振り返り手を振った…。


見えなくなるまで見送る山南…。

(また、ここに来てみよう…。
あの子なら、先生になってくれるかも
しれないね…)



足どり重く帰って行く、、
その背中は儚く消えそうな程、寂しそう、、