《Eternal bells…… 》
第25章 桜香先生
今日は最高の天気♪
『たまには外で遊びなさい』と
大高兄弟達がお父さんに言われた為、
兄弟達といっくんと私は四条大橋の
下の河原に来ている。
一番お兄ちゃんが『勇太郎君』12歳
真ん中の子が『お夏乃ちゃん』10歳
一番下が『虎太郎君』6歳
私は座って皆が遊んでるのを眺めてます♪
日焼けを気にしながら…
「のこった~!のこったぁ~!
兄ちゃん頑張れ~!」
と、虎太郎君。
「壱助兄ちゃん頑張って~♪」
と、お夏乃ちゃん。
いっくん対勇太郎君の相撲勝負です♪
「「ああぁ~!!」」
ードスンッ!
「いてっ!…くそぉ~!壱助兄ちゃん
に一度も勝てん!」
ーバタバタッ
悔しそうな勇太郎君。
「何度でもかかって来い!
何度負けても怯まず勝負するんが、
男だぞ!ほれ、もう一回だ!」
訛りがない以蔵君。
(いっくんって、良いお父さんになる
かもなぁ…。まさか子供の相手があん
なに上手いとはね♪すっかり良いお兄
ちゃんだもんね…。子供可愛いなぁ…
栄太の子供…欲しいなぁぁ~///)
「ンフッ♪……///」
なんて…妄想してニヤニヤしてた私…
「...先生~?桜香先生ぇ~?!!!」
ービクッッ!!
「はっ…はいぃ~?!」
急に現実に戻されました。
私の顔を覗き込むのは虎太郎君と…
眼鏡をかけた男の人…
(誰ですか…?)
「このおじちゃんも、桜香先生に
習いたいって」
と、虎太郎君。
「初めまして、桜香先生♪
洋学の心得があるそうですね。
いやぁ~こんな美しくて学が
ある女性は初めてですね♪
一度ゆっくりお話したいです。
私も一緒に学ばせてくれませんか?」
キラキラ☆
と、凄い饒舌な男性。
「あ…いえ、私は先生と言える程の学
は無いんです。それに、仕事の合間に
この子達にだけ教えてるので…」
(どうしよう…。でも、お店の中に
知らない人は出入させちゃいけない
し…用心した方がいいよね。あれ?
いっくんは…?)
以蔵は相変わらず勇太郎と相撲を
している…。
橋の上からこちらを見ていた男性に、
虎太郎から『おじちゃん♪』と話し
かけたのだった。それで知り合いだと
思っていたのだ。
そして、この男性は帯刀してなかった…
本を抱えて地味な印象は、まさか、
新選組の総長・山南敬助だとは思いも
よらなかった…。
『たまには外で遊びなさい』と
大高兄弟達がお父さんに言われた為、
兄弟達といっくんと私は四条大橋の
下の河原に来ている。
一番お兄ちゃんが『勇太郎君』12歳
真ん中の子が『お夏乃ちゃん』10歳
一番下が『虎太郎君』6歳
私は座って皆が遊んでるのを眺めてます♪
日焼けを気にしながら…
「のこった~!のこったぁ~!
兄ちゃん頑張れ~!」
と、虎太郎君。
「壱助兄ちゃん頑張って~♪」
と、お夏乃ちゃん。
いっくん対勇太郎君の相撲勝負です♪
「「ああぁ~!!」」
ードスンッ!
「いてっ!…くそぉ~!壱助兄ちゃん
に一度も勝てん!」
ーバタバタッ
悔しそうな勇太郎君。
「何度でもかかって来い!
何度負けても怯まず勝負するんが、
男だぞ!ほれ、もう一回だ!」
訛りがない以蔵君。
(いっくんって、良いお父さんになる
かもなぁ…。まさか子供の相手があん
なに上手いとはね♪すっかり良いお兄
ちゃんだもんね…。子供可愛いなぁ…
栄太の子供…欲しいなぁぁ~///)
「ンフッ♪……///」
なんて…妄想してニヤニヤしてた私…
「...先生~?桜香先生ぇ~?!!!」
ービクッッ!!
「はっ…はいぃ~?!」
急に現実に戻されました。
私の顔を覗き込むのは虎太郎君と…
眼鏡をかけた男の人…
(誰ですか…?)
「このおじちゃんも、桜香先生に
習いたいって」
と、虎太郎君。
「初めまして、桜香先生♪
洋学の心得があるそうですね。
いやぁ~こんな美しくて学が
ある女性は初めてですね♪
一度ゆっくりお話したいです。
私も一緒に学ばせてくれませんか?」
キラキラ☆
と、凄い饒舌な男性。
「あ…いえ、私は先生と言える程の学
は無いんです。それに、仕事の合間に
この子達にだけ教えてるので…」
(どうしよう…。でも、お店の中に
知らない人は出入させちゃいけない
し…用心した方がいいよね。あれ?
いっくんは…?)
以蔵は相変わらず勇太郎と相撲を
している…。
橋の上からこちらを見ていた男性に、
虎太郎から『おじちゃん♪』と話し
かけたのだった。それで知り合いだと
思っていたのだ。
そして、この男性は帯刀してなかった…
本を抱えて地味な印象は、まさか、
新選組の総長・山南敬助だとは思いも
よらなかった…。