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《Eternal bells…… 》

第27章 居場所

4月の終わり、、


明日は皆を集めて貰って話す日、、


前に玄瑞さんに頼んで、漸くそれが実現
する。戦をしないでなんて…私の単なる
綺麗事なのかもしれないけど…。本当に
全ての藩と、幕府と朝廷が力を合わせる
事が出来たら、それが一番いいと思う…。


それともう一つ…
いっくんには私の事情を話そうと決めた…
という事で、今日はお休みを貰い今、私は
部屋でいっくんと向き合っています…。


「話ってなんじゃ…?」
ードキドキ…
かしこまる麗美に緊張している。


「いっくん…これから話す事に驚くと
思うけど、とりあえず最後まで聞いて
欲しいんだ。いいかな?」

「……おぉ…大丈夫じゃき!」
ードッキドッキ…


「実は私は150年先の時代から来たの。
それで、栄太に助けて貰って……




ーーーー



いっくんは目を真ん丸にして聞いていた…。
そして全てを話し終わると…


「…………。」
いっくん固まって動かない。


「いっくん…?大丈夫…かな?」
肩を揺さぶってみた。


ー!!!
「あぁ……だ大丈夫じゃ!大丈夫!
あっはっはっ…150…150年…ひゃく…」
完全に壊れました…。



お茶を飲ませて暫く落ち着くのを待つ私。
そしてやっと、

「だから何でも知りゆうか…。
まっこと驚いたけんど、麗美っこは
初めて会うた時から他とは違う気が
したぜよ。髪の色もそうじゃったが」


「今は見事に真っ黒だけどね…。
良かった…やっと話せた。長州勢と
龍馬さんは知ってるから、いっくん
にも話したかったんだ」


「嬉しいぜよ…そんな大事な秘密を
おいなんかに話してくれたがじゃ…」


栄太達には仲間と言われ、麗美の絶対に
バレてはいけない秘密まで打ち明けても
らえた以蔵は本当に嬉しかった。


「いっくんは栄太達の大切な同志
だから。私の大切な家族の一員だし♪」
キラキラ☆


(か…可愛いにゃ~///っていかん!…
未来から来て…おいの事も知っちょった
…先を知りゆうって事は…)

急に俯いた以蔵…

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