《Eternal bells…… 》
第30章 池田屋事変
6月1日ーー
私といっくんは桝屋に来ている…
今日は池田屋事変が起きるきっかけ、
宮部さんと同じ肥後藩の人が新選組
に捕まり、南禅寺で門の楼下に晒され
る…宮部さんの居場所を突き止める為、
囮として。それで桝屋が目を付けられる
事になる…
5日の早朝までは、忠実通りに進んで
もらわないと困る…。だから今日起きる
事には手出しは出来ないけど…
宮部さん達が心配で…
と、言う事で…私はずっと古高さんの
側を離れず、いっくんは店の奥座敷に。
「ん~…やっぱりこの豆大福が一番
だねぇ」
私の緊張を知らずに呑気な熊さんは
大福に夢中になってます…。
「喜右衛門さん、今日二階には『み』さん
と『ま』さんしか居ないの?」
『宮部』さんと『松田』さんって名前
出すわけにはいかないからね…
「ああ、そうだよ。話でもあるのかい?
行っておいで」
(こんなおっとりしてる熊さんが…
攘夷派の重要人物なんだよね~)
なんて、古高さんペースに流され
そうになっていたら…
古高さんの目付きが一瞬変わった…
ー?!!
(来た?!)
心臓が飛び出そうになりながら、
店の入り口に振り向くと…
「ぅわぁっ!//」
「へぇ~この娘は喜右衛門の妾かぇ?
俺の好みじゃき。俺にくれ」
顔の前10センチの距離に男の人の顔…
あまりに美形でフェロモン全開過ぎて…
不覚にも赤面した私…
(びっくりした~!誰?!)
「助さん、その娘は駄目だ。君には相手
がいるだろう…それより、用があるん
じゃないのかい?」
「寺石にこれを頼むき…。
また来るがよ…君に会いに…」
ーツゥ~
「………///」
ポカ~ン…
中岡さん宛ての文を渡して…
私の喉元を指でなぞって帰って行きました…
「何なの?あれは…」
「はぁ~…面倒なのに気に入られて
しまったな…助さんには気をつけなさい」
(え…?何それ…まあ、気をつければ良い
んだよね…確かに危険な匂いが…)
「うん…分かった…」
私といっくんは桝屋に来ている…
今日は池田屋事変が起きるきっかけ、
宮部さんと同じ肥後藩の人が新選組
に捕まり、南禅寺で門の楼下に晒され
る…宮部さんの居場所を突き止める為、
囮として。それで桝屋が目を付けられる
事になる…
5日の早朝までは、忠実通りに進んで
もらわないと困る…。だから今日起きる
事には手出しは出来ないけど…
宮部さん達が心配で…
と、言う事で…私はずっと古高さんの
側を離れず、いっくんは店の奥座敷に。
「ん~…やっぱりこの豆大福が一番
だねぇ」
私の緊張を知らずに呑気な熊さんは
大福に夢中になってます…。
「喜右衛門さん、今日二階には『み』さん
と『ま』さんしか居ないの?」
『宮部』さんと『松田』さんって名前
出すわけにはいかないからね…
「ああ、そうだよ。話でもあるのかい?
行っておいで」
(こんなおっとりしてる熊さんが…
攘夷派の重要人物なんだよね~)
なんて、古高さんペースに流され
そうになっていたら…
古高さんの目付きが一瞬変わった…
ー?!!
(来た?!)
心臓が飛び出そうになりながら、
店の入り口に振り向くと…
「ぅわぁっ!//」
「へぇ~この娘は喜右衛門の妾かぇ?
俺の好みじゃき。俺にくれ」
顔の前10センチの距離に男の人の顔…
あまりに美形でフェロモン全開過ぎて…
不覚にも赤面した私…
(びっくりした~!誰?!)
「助さん、その娘は駄目だ。君には相手
がいるだろう…それより、用があるん
じゃないのかい?」
「寺石にこれを頼むき…。
また来るがよ…君に会いに…」
ーツゥ~
「………///」
ポカ~ン…
中岡さん宛ての文を渡して…
私の喉元を指でなぞって帰って行きました…
「何なの?あれは…」
「はぁ~…面倒なのに気に入られて
しまったな…助さんには気をつけなさい」
(え…?何それ…まあ、気をつければ良い
んだよね…確かに危険な匂いが…)
「うん…分かった…」