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《Eternal bells…… 》

第5章 餡蜜

とりあえず、普通に起こす。

「栄太~、玄瑞さん送るから起きて」
布団越しに肩を叩く。

……………。

(駄目か…よし次!)

「栄太~、おかず食べちゃうよ?」
少し、布団を捲り言う。

……………。

(まだまだ!)

「栄太ー!起きろー!起きろー!」
ガバッと布団を剥ぎ取る。

ーガバッ !スルッ
……………。

剥ぎ取った布団を、目に見えぬ早さで奪われました。

(本当に寝てるの?)
そろそろ身支度をしたい私は、少しイラッとしてきた。

布団を捲り、栄太の綺麗な寝顔に手を伸ばす…指で頬をつまみ、両手で一気に…


ーパシッ ズルズル

引っ張ったはず……

(ん?暖かい……って…
えぇぇぇぇーーー!!!!!?)

目の前には眩しい胸板…筋肉質な両腕にしっかり包まれて、脚が絡みあってる…


栄太の甘い匂いに、心臓が飛び出そうになる私をよそに栄太の手と脚がモゾモゾと動いて、私の体を撫で回す……

(生足すりすりは……まずいよ…そこは…)
「………んっ……///」



思わず甘い声が漏れて恥ずかしい…。
どうにかなりそうな私は、逃れようとするけど力が強くて動け無い…。
その時、

ースパンッ

ーガキッ!

「邪魔したか?」
玄瑞さん登場しました。


玄瑞さんが振り下ろした木刀を、寝惚けながらも自分の刀で受けとめた栄太。

固まる私に玄瑞さんは、

「栄太はこうしよると起きる。たまに本気で殺られそうになるけどな」
と、爽やかな笑顔で言いました。

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