《Eternal bells…… 》
第31章 大切なモノを守る為…
翌朝、、
激しい喉の渇きに目を覚ます麗美…
まだ部屋の中は薄暗い…
(……頭…がっ…気持ち悪い…)
激しい頭痛と吐き気…重い瞼をゆっくりと
開けると…目の前には男の胸板…そして、
自分を包む温もり…でもそれは栄太とは
違った…。
昨日栄太のあんな場面を目にしてしまった。
それからの事はほとんど覚えていない…。
それでも、目の前の裸の自分を抱き締め
眠る助さんを見れば想像がつく…。
(私も…栄太を責める事は出来ない…
助さんに抱かれたんだから…もう…
私は…栄太の隣に居る権利はない…)
「……………っ!…」
一気に感情が込み上げる…
助五郎の腕をほどいて布団を出る…
襦袢を羽織っただけの麗美は窓際で
声を押し殺して泣いた…
(ごめん桜香……傷を深くしたんは俺だ…)
目を覚ましていた助五郎は、朝日が昇る
まで麗美をそっとしておいた…かける言葉
が見つからなかった…。
ーーーーー
桝屋と藩邸内では麗美が姿を消した後から
大騒ぎになっていた。いつもの様に以蔵を
見送ったほんの数分の間に消えてしまった
麗美…。
桝屋には古高が残り、晋作は捜しに出た
まま夜が明けた、、
寝ずにウロウロと店内を歩き廻る古高…
ーコンコン…
誰かが戸を叩いた。
「どなたです…?」
「助五郎じゃ…開けてくれ。
桜香が具合悪いんじゃ…」
ー!!
ーガタッ…スパン!
慌てて戸を開けるとそこには助五郎に
抱きかかえられグッタリする麗美が…
激しい喉の渇きに目を覚ます麗美…
まだ部屋の中は薄暗い…
(……頭…がっ…気持ち悪い…)
激しい頭痛と吐き気…重い瞼をゆっくりと
開けると…目の前には男の胸板…そして、
自分を包む温もり…でもそれは栄太とは
違った…。
昨日栄太のあんな場面を目にしてしまった。
それからの事はほとんど覚えていない…。
それでも、目の前の裸の自分を抱き締め
眠る助さんを見れば想像がつく…。
(私も…栄太を責める事は出来ない…
助さんに抱かれたんだから…もう…
私は…栄太の隣に居る権利はない…)
「……………っ!…」
一気に感情が込み上げる…
助五郎の腕をほどいて布団を出る…
襦袢を羽織っただけの麗美は窓際で
声を押し殺して泣いた…
(ごめん桜香……傷を深くしたんは俺だ…)
目を覚ましていた助五郎は、朝日が昇る
まで麗美をそっとしておいた…かける言葉
が見つからなかった…。
ーーーーー
桝屋と藩邸内では麗美が姿を消した後から
大騒ぎになっていた。いつもの様に以蔵を
見送ったほんの数分の間に消えてしまった
麗美…。
桝屋には古高が残り、晋作は捜しに出た
まま夜が明けた、、
寝ずにウロウロと店内を歩き廻る古高…
ーコンコン…
誰かが戸を叩いた。
「どなたです…?」
「助五郎じゃ…開けてくれ。
桜香が具合悪いんじゃ…」
ー!!
ーガタッ…スパン!
慌てて戸を開けるとそこには助五郎に
抱きかかえられグッタリする麗美が…