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《Eternal bells…… 》

第1章 現代

唯は巻き髪を指で遊びながら言う、、、

「彼氏出来ても別れさせる親だもんね~。ねぇ、麗美の理想の人ってどんな人なの?」

(私の理想………)

「ん~、稔麿様で、学校の先生とか子供好きで……稔麿様な人♪」

私は吉田稔麿に興味を持ち、好きな志士の代表だった。

「はぁ~…。それは無理だよ、稔麿様はもう死んでるでしょ?現実的に好きなタイプは無いの?」
呆れる唯。

「稔麿様じゃ駄目か……思いつかない…
でも、親の言いなりじゃなくて、自分の信念を持って生きてる人がいいかも。私とは逆の人」

「ちゃんと理想があるんじゃない♪そんな人が麗美を連れ去ってくれないかな。
あの頑固親父からね…」

「そんな事したら、全国に捜索願い出されかねない…」

「海外逃亡すれば……?」

「それいいかも……」

唯の前では自然体で居られる……。すぐそこに迫る現実から、少しでも逃避出来る時間。

「真咲ニィがどうにかしてくれるって。
あんなマザコンには麗美は勿体ないよ!
いざとなったら、彼氏の友達に協力させるから!大丈夫!」

「ありがとう…♪唯がいればいいよ私は。また、戻ったら連絡する」


ーーーーー
唯と別れ空港へ向かった、、


雲しか見えない窓の外を見ていた…

『どこかに消えてしまいたい……』

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