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《Eternal bells…… 》

第8章 春

人通りの多い通りに、、


(翠蓮、元気無いけど大丈夫かな?)


(まだ飲むなんて、みんな強いなぁ…)
お酒も頼まれた麗美達は酒屋に向かう、、




店の中に入ると、怒鳴り声が響いた。

「酒が出せぬと申すか!!お前は、儂を誰だと思っておる?!」

「そうだ!壬生浪士組、局長 芹沢鴨 様だと分かって言っているんだろうな?
酒と金子を出せば、今日は許してやる。さっさとしろ!」

ーガチャン


(芹沢鴨?!…まずい…逃げなきゃ!)

私は翠蓮の袖口を掴み、静かに去ろうとした…が…


「おい、そこの女二人」

ービクッ

(どうしよう…どうしよう…)

翠蓮も私のただならぬ様子に、顔つきが変わる。

「聞いてるのか?!」

肩を掴まれそうになると、翠蓮は私を後ろに庇った…

「ほぉ、二人共、別嬪じゃないか。
よい、儂の酒の相手をしろ」

「芹沢さんのご指名だ。断るはずあるまいな?」

(完全に終わった…)



その時、、、

「三条大橋で壬生浪士組が斬られたぞー!!」

ー!!!

「チッ…芹沢さん行きましょう」

芹沢達は店を出て走って行った、、

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