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《Eternal bells…… 》

第8章 春

桜が満開の京の町


「すいませーん!みたらし10本♪」
「は~い」

私はすっかり仕事も慣れた。
甘味も食べ放題、、とはいかないけど。

「お待たせしました」

「ありがとう、ここのお薦めは何ですか?」ーモグモグ

「みたらしと蕨餅も美味しいし、餡蜜もだし、焼き団子も捨てがたいな…う~ん…」

「フフフッ♪貴女は甘味が好きなんですね?」ーモグモグ

「はい♪京の甘味は最高です♪」

「私もです。あれ?髪の色が変わってますね…」
と、言って手を伸ばして来た。

何となく身構える私。

「綺麗な色ですね」ーモグモグ

「いえ///異人と間違われて困ります」

こっちに来て変な目で見られる事はあったけど、ストレートに綺麗って言われたのは初めてで…

「きっと、羨ましいんですよ。貴女とっても綺麗です♪」

(は……??空耳だよね)

『姉ちゃん、お茶くれ!』

「はい!あっ、ゆっくりして行ってください」
ーパタパタ…

青年に笑顔を残し、麗美は走って
行った。

「綺麗な人です…///名前は何と言うんでしょう?」
(また、明日来ましょう…)



青年は、お金を置いて店を出た、、

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