《Eternal bells…… 》
第10章 八卿と恋模様
京の祇園ーー
玄瑞は一軒の茶屋にいた、、
(本当に、翠蓮のやつ大丈夫なんか…?)
少し心配になり、様子見ついでに遊びに来た玄瑞。女好きである。
廊下を案内されていると、前から一人の遊女が歩いて来た…
しっとりとした色気を放ち、紅い唇は美しく、白く滑らかな首筋、妖艶な美しさに目を奪われた玄瑞は足を止めた。
止まる玄瑞の横を通ると、甘い白粉の香りが漂う、、、
すれ違い、数歩のところで遊女が口を開いた。
「兄様、“見くびったら”あきまへんぇ」
ー!!!!?
「おい!翠蓮なんか…?」
玄瑞は振り向く。
「”玄瑞”はん、うちは凛花どす」
流し目で玄瑞をちらりと見て、座敷へと歩いて行った、、
(……何で遊女なんだ……)
ーーーー
「凛花…隣においで…」
「へぇ」
凛花こと翠蓮は寄り添い酌をする…
「やはり、美しいな…。
今夜こそ儂と過ごさないか?」
凛花の肩を抱く。
「兄様、まだ、あきまへん。
うちは仕事の出来る人が好きや」
と、妖艶な目で見つめる。
「儂は幕府の役人だぞ。それでは不満か?」
「お役人様でも、大きな仕事しはるとは、限りまへん…。うちを守ってくれはる強い人やないと…」
と 、男の手を握る…
男は凛花の手を引き、抱き寄せた。
そして、凛花の唇を奪う…
「……んんっ…あかん…」
胸を押して離れる。
「凛花、明日も会いに来る。
明日こそはお前を抱くからな」
そう言って男は帰って行った…
玄瑞は一軒の茶屋にいた、、
(本当に、翠蓮のやつ大丈夫なんか…?)
少し心配になり、様子見ついでに遊びに来た玄瑞。女好きである。
廊下を案内されていると、前から一人の遊女が歩いて来た…
しっとりとした色気を放ち、紅い唇は美しく、白く滑らかな首筋、妖艶な美しさに目を奪われた玄瑞は足を止めた。
止まる玄瑞の横を通ると、甘い白粉の香りが漂う、、、
すれ違い、数歩のところで遊女が口を開いた。
「兄様、“見くびったら”あきまへんぇ」
ー!!!!?
「おい!翠蓮なんか…?」
玄瑞は振り向く。
「”玄瑞”はん、うちは凛花どす」
流し目で玄瑞をちらりと見て、座敷へと歩いて行った、、
(……何で遊女なんだ……)
ーーーー
「凛花…隣においで…」
「へぇ」
凛花こと翠蓮は寄り添い酌をする…
「やはり、美しいな…。
今夜こそ儂と過ごさないか?」
凛花の肩を抱く。
「兄様、まだ、あきまへん。
うちは仕事の出来る人が好きや」
と、妖艶な目で見つめる。
「儂は幕府の役人だぞ。それでは不満か?」
「お役人様でも、大きな仕事しはるとは、限りまへん…。うちを守ってくれはる強い人やないと…」
と 、男の手を握る…
男は凛花の手を引き、抱き寄せた。
そして、凛花の唇を奪う…
「……んんっ…あかん…」
胸を押して離れる。
「凛花、明日も会いに来る。
明日こそはお前を抱くからな」
そう言って男は帰って行った…