《Eternal bells…… 》
第11章 一方通行
藩邸での仕事を終わらせ店へと急ぐ栄太、、
(間に合ってくれ…)
店には片付け最中の麗美。
「麗美!」
走って来る栄太。
「あ!栄太、どうしたの?」
「一緒に行きたい所がある」
「行きたい所?うん。明日なら大丈夫、お休みだから♪」
「明日じゃいけん。今日これから
行くっちゃ!」
(急にどうしたのかな…
でも、約束があるし…)
「今日はね、友達と約束してるから…
約束は破れないよ…」
そう言われ、無理には連れて行けない
栄太…
その時、、、
「麗美さ~ん♪」
惣太が走って現れた。
必然的に目が合う惣太と栄太。
(この人は…麗美さんの好きな人…)
惣太の心に敵対心が芽生えた。
それと同時に微かな殺気が顔を出す。
その微かな殺気を栄太はしっかりと
感じた…。
(玄瑞が言ってた意味がわかった。
こいつは何者だ?)
「仕事終わりましたよね?
予約してるから、急ぎましょう」
麗美の手を引く。
「麗美、帰ろう」
惣太と逆の手を掴む。
(栄太どうしたの…?
急にこんな事…どうして…?)
栄太の行動に混乱しながらも、
約束を破るのは嫌だった。
「ごめん。今日は惣太さんと約束して
たから…先に帰ってて。ちゃんと帰る
から」
栄太の手を離す…
「ちゃんと私が送りますから、
大丈夫です。では…」
惣太は手を繋いだまま歩き出す。
栄太は拳を強く握り、二人の後ろ姿を見ていた。何度か後ろを振り返る麗美が遠くに行ってしまいそうで悔しかった…
(間に合ってくれ…)
店には片付け最中の麗美。
「麗美!」
走って来る栄太。
「あ!栄太、どうしたの?」
「一緒に行きたい所がある」
「行きたい所?うん。明日なら大丈夫、お休みだから♪」
「明日じゃいけん。今日これから
行くっちゃ!」
(急にどうしたのかな…
でも、約束があるし…)
「今日はね、友達と約束してるから…
約束は破れないよ…」
そう言われ、無理には連れて行けない
栄太…
その時、、、
「麗美さ~ん♪」
惣太が走って現れた。
必然的に目が合う惣太と栄太。
(この人は…麗美さんの好きな人…)
惣太の心に敵対心が芽生えた。
それと同時に微かな殺気が顔を出す。
その微かな殺気を栄太はしっかりと
感じた…。
(玄瑞が言ってた意味がわかった。
こいつは何者だ?)
「仕事終わりましたよね?
予約してるから、急ぎましょう」
麗美の手を引く。
「麗美、帰ろう」
惣太と逆の手を掴む。
(栄太どうしたの…?
急にこんな事…どうして…?)
栄太の行動に混乱しながらも、
約束を破るのは嫌だった。
「ごめん。今日は惣太さんと約束して
たから…先に帰ってて。ちゃんと帰る
から」
栄太の手を離す…
「ちゃんと私が送りますから、
大丈夫です。では…」
惣太は手を繋いだまま歩き出す。
栄太は拳を強く握り、二人の後ろ姿を見ていた。何度か後ろを振り返る麗美が遠くに行ってしまいそうで悔しかった…