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第10章 反撃の朝


「や、め……!」


 ぴちゃぴちゃと耳元を濡らしていく唾液の音が大きく鼓膜に響き、反射的に背筋をビクリと震わせる。

 そのまま吐息と唾液の絡まりあう音が聴覚を犯し続け、悠理は知らず知らずのうちに体を熱くさせていた。

 そんな中不意に爽真は舌を止め、顔を赤くしながら眉をひそめている悠理に囁いた。


「まだ2回目だから簡単なことにしようと思ったんだけど……悪い子にはお仕置きしなくちゃいけないよね」


 

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