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第12章 快楽授業

「――というわけで、この値はAとBの確立から……」


 黒板の前で数学教師が問題の解説をしている中、悠理は焦点の合わない目でひたすらノートに視線を落としていた。

 今は2限目の数学が30分ほど終わったところだが、胸にあてがわれている玩具や秘部のクリトリスに固定されているローターはまだ一度も動いていない。

 学年の違う爽真は当然この場にいないものの、何かしらの方法で操作するようなことを仄めかしていたのだ。

 その事実が気が気でなく、悠理は一時間目の現国も今行われている数Aの授業にもまるで集中していなかった。

 ――ローターが動き出したら、どしよう……。

 これまでの爽真を相手にしたとき、必ずと言っていいほど攻められたその場所。

 そこをローターなんかで刺激されたらどうなってしまうのか、考えただけでも悪寒が走った。

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