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第3章 押し付けられる快楽

 ――矢代くんの言うこと、聞いておけばよかった……ッ。

 そう一週間前のことを思い出し、悠理は心の底からそう思った。


 永井たちと話した翌日に生徒会室へ向かった悠理は、その後正式に生徒会役員となった。

 他の生徒会の生徒たちともすぐに打ち解けられ、人柄がよく指導力もある爽真には尊敬の念すら持ち始めていた。

 そんなことがあって今日。
 偶然誰もいない生徒会室で爽真と二人きりになった悠理は、彼に誘われるまま休憩にと出された紅茶を口にした。

 そしてそのあとのことを――彼女は何も覚えていない。

 気づけば椅子に拘束され、猿ぐつわをされていた。

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