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第3章 押し付けられる快楽

「苦しいなら、そこからは自分でやってね」


 とても場面に似合わない朗らかな笑顔でそういった爽真へ、悠理はスッと自分の体温が下がったように感じた。

 息苦しさは時間がたつにつれひどくなるが、それでも爽真の言葉の意味を考えずにはいられなかった。

 ついさっきまでは、無理やり、一方的に愛撫されていただけだった。

 しかし、自分でその続きをするというのは当然自主的なものだ。

 これまでされていたことを肯定するにも等しい。

 頭の中ではそう考えていても、身体が求めているのは快楽だけだった。

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