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第4章 脅迫と強要


「だから、悠理ちゃんはまだ淫乱ってわけじゃないんだよ。薬で強制的に理性を飛ばせたわけだから」


 手を組んでにこやかにほほ笑んでいる爽真へ、悠理は無言ながらその言葉に引っ掛かりを覚える。

 ――まだ、って……。

 その含みのある言い方に、最悪の展開が脳裏をよぎる。

 ――まさか……。

 グラグラと揺れ始める視界の中、爽真は突き放すようにこう言い放った。


「それと、さっきの一部始終は全部録画してあるんだ」


 勝手にごめんね。
 
 そう付け加えられた言葉も含め、言われた瞬間に目の前が真っ暗になった。

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