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第6章 刻まれた快楽


「はぁっ……ん、ふぁっんん゛!」


 徐々に我慢できなくなっていく喘ぎ声に、そろそろ手を止めなくちゃという思いが脳裏をかすめた。

 しかし、昼間に経験した絶頂の味を覚えている躯は、早く果てたいとクリトリスをさらに強くこね回す。

 ――ち、違うッ……。

 自分の秘部に手を這わせ、シャワーヘッドを押さえつけているようなこの状態を、爽真が「なんだ、元から淫乱だったんだ」と笑っているような気がした。

 お湯とは別の液体を膣から溢れさせながら、悠理は火照った顔で眉を潜める。

 ――ッ洗ってる、だけだから……。

 仕方ないんだと自分に言い聞かせて、悠理はふと膣内に舌を這わせられたことを思い出した。

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