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たからもの

第4章 想い


「本当はいろんなこと
 伝えたいことあったんだけど

 自分でもどう伝えれば
 秋に伝わるか分からなくて…

 ただこれだけは言いたいの



 私も秋のことが好きだから
 付き合ってほしい……」




前置き
いらないんじゃないかって
あとになって思ったけど

そのときは緊張していて…

何をどう伝えればいいのか
どう話をもっていったらいいのか
全くわからなくて…………



何も考えず、そのまま話した






言ったあとの沈黙に
不安になった

あ、もう気持ちなくなってるんじゃ?

とか

なんか変なこと言ったんじゃないか

とか
悪いことばかりが頭をよぎった







半端ないくらい
手汗をかいていた

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