鬼畜の復讐
第7章 鬼畜
真一郎が再びレコーダーを再生した。
「無精子症だと、わかった時、俺はやよいに申し訳ないと…なんと詫びようかと思ったよ…孫を期待していた、親父やおふくろにもね…しかし、黙っているわけにもいかない。やよいに話そうとした時だよ…君が、うれしそうに、妊娠を報告してきた…頭をハンマーで殴られたような衝撃だった…」
「…………」
「俺は種無し…しかし、やよいは妊娠した…じゃあ一体、誰の子供なのか…君が浮気…俺以外の誰かに抱かれた…興信所を使って、君の相手を調べた…やよい…俺はね…この時には復讐なんて考えていなかったんだよ…もし、相手が俺の知らない男だったなら、黙っていようと思っていた…しかし、現実は残酷だった…まさか親父だったなんてな…俺の中で何かが爆ぜた。この時さ。俺なりに、俺を裏切ったやよいと親父に復讐してやろうと思ったのは」
「隆之…」
「産まれた子供は女の子…戸籍上は俺の子供…この時思ったのさ。詩織が成長して、しかるべき時期になったら、犯してやろうとね。そんなことをしても、何もならないのはわかっているが…俺の気がすまないんだ。詩織には申し訳なかったと思っているよ。しかし、詩織は俺が抱く前に、親父にオンナにさせられていた。親父にはやよいを寝取られ、詩織は先をこされた。鬼畜は親父さ」
「うぐぐ…隆之…」
「詩織には、さりげなく、俺ともエッチしていて、避妊はしていないと、親父に、吹き込んでおけとおしえた。そうしたら、喜んで、避妊をやめてセックスしたらしいな?親父…。妊娠したら、俺のせいだと言えと頼んでおいたんだ。ふぅ…なんだか疲れてしまったよ」
レコーダーは、ここで終わった。
「隆之から、ICレコーダーの内容は消して、DVDはあなた方に渡すように言われています」
真一郎はレコーダーの内容を消去して、DVDを差し出した。
真一郎は立ち去り際、二人にこう述べた。
「隆之のしたことは、許されないかもしれません。しかし、私はあいつの気持ちは汲んでやりたいと思います」
「無精子症だと、わかった時、俺はやよいに申し訳ないと…なんと詫びようかと思ったよ…孫を期待していた、親父やおふくろにもね…しかし、黙っているわけにもいかない。やよいに話そうとした時だよ…君が、うれしそうに、妊娠を報告してきた…頭をハンマーで殴られたような衝撃だった…」
「…………」
「俺は種無し…しかし、やよいは妊娠した…じゃあ一体、誰の子供なのか…君が浮気…俺以外の誰かに抱かれた…興信所を使って、君の相手を調べた…やよい…俺はね…この時には復讐なんて考えていなかったんだよ…もし、相手が俺の知らない男だったなら、黙っていようと思っていた…しかし、現実は残酷だった…まさか親父だったなんてな…俺の中で何かが爆ぜた。この時さ。俺なりに、俺を裏切ったやよいと親父に復讐してやろうと思ったのは」
「隆之…」
「産まれた子供は女の子…戸籍上は俺の子供…この時思ったのさ。詩織が成長して、しかるべき時期になったら、犯してやろうとね。そんなことをしても、何もならないのはわかっているが…俺の気がすまないんだ。詩織には申し訳なかったと思っているよ。しかし、詩織は俺が抱く前に、親父にオンナにさせられていた。親父にはやよいを寝取られ、詩織は先をこされた。鬼畜は親父さ」
「うぐぐ…隆之…」
「詩織には、さりげなく、俺ともエッチしていて、避妊はしていないと、親父に、吹き込んでおけとおしえた。そうしたら、喜んで、避妊をやめてセックスしたらしいな?親父…。妊娠したら、俺のせいだと言えと頼んでおいたんだ。ふぅ…なんだか疲れてしまったよ」
レコーダーは、ここで終わった。
「隆之から、ICレコーダーの内容は消して、DVDはあなた方に渡すように言われています」
真一郎はレコーダーの内容を消去して、DVDを差し出した。
真一郎は立ち去り際、二人にこう述べた。
「隆之のしたことは、許されないかもしれません。しかし、私はあいつの気持ちは汲んでやりたいと思います」