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翌朝



「うらー、朝だー
起きろー」



大志は眠たい目を擦りながら、井上を見た


もう私服に着替えてしまっていて、準備のいいことだ




「…まだ５時半じゃねぇか…」


時計を確認し、大志は呟く



「早いかー？」



「ったりまえだ…
…Zoo…」




「姫ちゃんでも起こしてこよっかなー、ついでに添い寝しちゃったりして…」



大志はカッと目を開き、布団を剥いで出てきた




「起きりゃあいいんだろ!?
起きりゃあ!!」




「その通り」




井上はニコリと笑った









――――――





姫も起こし、適当に朝食を済ませると
三人は井上の車に乗った



「目的地までどんだけ掛かんだ？」



助手席に乗った大志が聞いた




「１時間もありゃー余裕だ」



『意外と近いんだね』



後ろから姫が顔を出す




「距離自体は…上手くいけばな」




「？」

『？』




井上は車にエンジンをかけ、走らせた