テキストサイズ

All Arounder

第38章 My Heart Beating





すると姫は壁に手をついて支え、机の角へ下半身を擦り付けようとした




「待て待て待て待て待て!!///」




大志は急いで姫を羽交い締めにし、それを止めた



…お前どこでそんなこと覚えた…!?




『んん…大志が…抱きしめてくれてぅ…///』




「姫、これは羽交い締めって言うんだ」




しかし困った



これからどうしたものか…



姫に勝手なことされたら、俺がハメ外しちまいそうだ…






その時丁度、束ねられたロープが目についた




大志はそれを掴み取り、姫の体を縛ることに




「悪ぃとは思ってるけど…ちょっと我慢してくれな…」




姫にロープを回し、キュッと縛る




『やぁんっ、大志…もっと強くぅ…///』




ドMかぁああー!!!!





「いやこれでいい
じゃ、勝手に動くんじゃねぇぞ?」




『だって…取れちゃう…』




姫は垂れ下がったロープを大志に見せる





きつく縛りゃあいいんだろ、このわがままドMお嬢様が!!!???



大志は半ばイライラしたまま、姫を縛り上げた



そして姫から離れ、さっさと就寝することに










『んはっ…大志ぃこれダメぇ…///』



何か聞こえてくるが、無視無視



『きつくて…胸が苦しぃよ…///』



聞かない聞かない




『ふぁあっん…ビクビクするぅ///』




うっせぇええ







ストーリーメニュー

TOPTOPへ