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家に上げたはいいが、何をしようか…？

結論、今は特に何もねぇ



ということで、大志と姫はリビングのソファーに座っていた




「大志ー、彼女は名前なんていうの？」



母さんは料理を作りながら聞いてきた




「えーっと…」


『西浦姫っていいます』




「あら、姫ちゃん？
顔も可愛いけど、名前も可愛いんだねー///」



母さんは、姫に向かって笑顔を見せた


それを見た姫の表情は…どことなくつらそうだった




「母さん腹減った」


「あ、ごめんごめん、すぐ作るからね」



そんなつらそうな姫の顔を見るのは
こっちがつらかったから…

オレなりに気を遣ったつもりだった








『大志のお母さん…笑顔が素敵…』



大志にだけ聞こえるように、そう呟いた



「…」



姫は、右手の親指と人差し指にギュッと力を入れた




また…頬をつねっているつもりなんだろうか…




オレは



何も言ってやれなかった…