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狼と白頭巾ちゃん

第22章 そしてふたりは…

「やあぁ…、ま、だ…、動かさない、でぇ」


イった直後で敏感なライラのそこは、まだビクビクと痙攣を繰り返している。

そしてシンが指を出し入れする度に、そこから蜜が溢れ出す。


シンはまたすぐライラが絶頂に達しないよう、ゆっくりゆっくりと指を動かした。

力の入らないライラは、言葉では抵抗するものの抗う術が無く、シンの為すがままとなっていた。


「い、や…。あ、はぁん…」


くぐもった喘ぎが、シンの耳を刺激する。

今すぐ膨張しきった自身を入れたい気持ちを抑え、シンは指を一本増やした。


「んんん…」


先ほどよりもライラの下腹部を圧迫するシンの指。


ライラの反応を見ながらシンは指を動かし、また徐々に早く動かし始めた。


ニュブッ、ジュブッジュブッ…

「ん…、ふ、ふぅう…ん…」


ライラが指を増やしても快感を感じ始めたのが分かると、シンは更にもう一本指を増やした。


「んんんうぅっ…」


ライラはシンの指をギチギチと締め付ける。

少し苦しそうに歪む眉根に、シンも苦しくなった。


苦しそうに喘ぐライラから、三本の指をぬぷりとゆっくり引き抜くと、シンは顔をライラの目元まで近づけ、その汗が滲む額を撫でながら、聞いた。


「…痛いかい?でも、俺のが入ったらきっともっと痛いよ?やっぱり…、やめようか…」


圧迫感から開放され、肩ではっはっ…と荒く息をしながら、ライラは涙目でシンを見上げた。

微笑みを湛える瞳には、ライラを気遣う優しさと、少しだけ切なそうな色が見えた。




「シ、シン…」

「ん?なんだい?」


シンが優しく聞き返すと…、



「……お願い…、やめないで…」



小さくライラが囁いた。

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