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極上年下彼氏

第15章 夏の終わり

水族館を後にして、海沿いの公園を私達は歩いた。


理人と私の重なった長く伸びた影…


日が傾きかけてオレンジ色に染まる海…

少し前を歩く理人の後ろ姿。


理人の輪郭がとてもくっきりと美しく、
私は鼻の奥がツーンとした。


蜩が鳴く夏の終わりに、
理人と二人きりで過ごしたこの日を、
私は多分一生忘れないだろうと思った。


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