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極上年下彼氏

第72章 私から

私は階段に腰を下ろし、理人を待つ事にした。


空は益々雲行きが怪しくなってきた。


うっ降りそう…


私は雨が嫌いだ。


あの修学旅行のオリエンテーリングを思い出す。


雨が降ると無性に心細くなる。


そんなふうに思っていたら案の定、ポツリ、ポツリと落ちてきた。


傘なんか持ってない…


雨は激しくはないけれど、徐々に降りは増しているようだ。


理人、理人、早く帰ってきて!


そう願いながら、じっと座っていた。


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