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クズル

第1章 プロローグ

クズル「なっ何だよ!ジロジロと…!」

クリアをジロリと睨むクズル。

クリア「クズルよ。この天界にも『掟』というものがある、それは知っておるな?」

クリアは話をしつつ、目でガンナにクズルを離すように促した。

クズル「ふんっ!それが何だってんだ!」

ペシッ

自由になったクズルは、手でガンナの手を払いのけ、どうせ逃げられないと、地面に胡座かく。

ガンナ「……」
こんな時いつもは声を上げて怒るガンナも、真剣な面持ちでクズルを見ているだけ。

それだけ重要な話なのだろう。

だがクズルは、その事にはまだ気づいていなかった。

クリア「御主は今までに100回、掟を破っておる。」

クズル「だから、それがどうしたってんだよ!」

ガンナ「お前は、それがどういう意味か分かって言ってるのか?」

クズルは『知るか!』と言わんばかりに、クリアとガンナの目からそらした。

クリア「このままでは御主を、この天界から追放せねばならぬ…。」

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