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クズル

第1章 プロローグ

クリア「相変わらずよのぅ…御主らは。くくっ」

クリアと呼ばれた男は、涙目になりつつ、2人を見て、笑い続けていた。

クズル「何でこんな所に、あんたが居んだよ!神様ってもんは、そんなに暇なのか。」

クリアとよぶ男を『神様』と言うクズルは、珍しいところに居るもんだと、言わんばかりに、そういった。

ドカッ!

ガンナの拳がクズルの脳天に直撃する。

ガンナ「お前は誰にものを言ってるんだ!無礼なっ!」

クズル「ってーっ…」

相当痛かったのか、クズルは両手で頭を御さえた。

クリア「まぁよいではないか。」

ガンナ「ですが!クリア様!」

クリア「ガンナ。」

今までニコニコと微笑んでいたクリアは、目を細め真剣な面持ちに表情を変える。

クリア「私が此処に何故、直々に来たのか知っておるだろう?その為に、クズルを御主に任せたのだからな。」

そういうとクリアはクズルへと視線を移した。

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