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クズル

第2章 掟

クズル「……はぁ…?」

クズルは何を言われてるのか解らないと言う表情をした。

クリア「御主をこの天界から追放する。」

クリアは率直に、そして真っすぐな瞳で、ほうけているクズルに再度『追放』の言葉を放った。

クズル「なっ?!」

ガンナ「……………」

暫く沈黙が続いた。クズルは口をパクパクさせ言葉がでない。

だがそんな沈黙も直ぐに消え再度クリアが口を開いた。

クリア「…だが御主は、まだ14だ。追放するには、酷な話であろう。」

クズル「おっ…俺をガキ扱いすっんじゃねー!!もう14だ!」

クリア「では御主にはそれなりの罰与えようかのぅ…」

クリアは目を細めクズルを見つめた。

クズル「追放じゃねーのかよ」

クリア「ガンナ。」

ガンナ「はっ。…クズルよ、お前はクリア様が言ったようにまだ14だ。」

ガンナはクリアに一礼するとクズルに説明しはじめた。

クズル「もう14だっつってんだろう!」

ガンナ「そう14だ。14のお前を追放することは掟上無理なのだよ。」

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