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これが私の仕事

第4章 第三夜

~記憶~
??「お前か??俺の兄弟を虐めたのは??」
??「違うよ!!俺がお前の兄弟に虐められたんだよ!!」
??「嘘をつくな!!」
??「嘘じゃない!!」
毎回、俺の兄には傷がある。俺はクラスの誰かが兄を虐めていると信じている。だから、兄と入れ替わってはクラスの悪者を誘き出し、制裁を加える。

??「お前??俺の弟をバカにしたのは。」
??「そうだよ。だって双子のくせして、弟バカじゃん」
??「実力を出さないだけだから。」
??「はっ??信じねーし」
??「信じようと信じまいと、本気を出したら俺は抜かれるよ。」
俺は、弟をバカにしたやつらのとこに行き話を聞き出す。弟は優しい。優しすぎて、俺がよく見られるようにわざと力を抜く。俺だけが知っている秘密。でも、弟をバカにするのだけは許さない。だから、弟と入れ替わっては真実を言う。信用されなくとも。

俺は兄さんが大好きだ。
俺は弟が大好きなんだ。
ずっとずっと02人で生きていきたいね。
ずっとずっと02人で生きていこうね。
きっと、交わることは無いであろう想いを抱いて俺は生きる。

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