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これが私の仕事

第3章 第二夜

いや、正確には、大通りを後にしようとした。

??「凉早く!!」
この声が聞こえたから。
凉「はいはい、今行くから。」

渚「沙希、凉君…」

やはりあの02人か。
沙希ちゃんと凉君は渚が死んだ場所まで行くと、手を合わせ始めた。
沙「今日で渚が死んで10年か…渚本当にごめん。」
凉「10年たつのか、早いなぁ。」
沙「だね…今では立派な社会人です。そして、また凉と付き合っています…そして、赤ちゃん出来ました。本当はもっと早く来たかったけど………」
凉「なぎちゃんならわかってくれるさ。」
沙「うち、変わったかな??」
凉「変わった。02番目にそばに居たんだ。自信をもって言えるさ。」

02人はそれから黙って手を合わせる。
しばらくたち、
沙「じゃ、今度はお墓行きますか。」
凉「だなっ!!」
沙「また来るね!!」
渚「沙希、凉君ありがとう!!」
沙「ん…??」
凉「どした??」
沙「一瞬なぎの声が聞こえたような気がして…」
凉「まだ居るのかもな。」
はい。まだ渚はここにいます。

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