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しあわせ。

第1章 いろいろ。




「ほたる」

あったかい声が後ろから聞こえた。

ふわふわの犬みたいな髪の毛。
おっきい瞳。
少し厚い唇。
いつもそばにいてくれるひと。


「おまたせー」

自転車に股がって、目の前に止まった彼は
ふわふわの笑顔を向けた。
まだ少しきゅん、とする。

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