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しあわせ。

第1章 いろいろ。




「んーん」

ふるふると首を振って、
彼の横を歩く。

5つ上の彼は、県内の国立大に通う大学生だ。
頭はすごくいい。


「とりあえず、チャリ置き場ー」
「出発おしんこー」
「ほたる、転ぶなよ」
「なにおー」

ほのぼのとこんな会話をしてるときでさえ、
たまに不安になる。



いつか、彼にも自分が要らなくなること。

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