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対峙

第7章 episode -


゙自由になっだ

確かにそうかもしれない。
でも
母さんまで一緒に無くしてしまった。
こんなはずじゃ…

どうしてこんなことに?

「母さん…母さん」

ふと見上げると、もう光彦はいない。
ボクは1人なの?
このままずっと…


目の前には両親だったもの。
こんな悪夢忘れなきゃ
忘れなきゃ
全部ぜんぶ
悪夢の始まりも全部。

ボクは再び自ら視界を覆って、夢だと逃げることに専念した。

ボクはわからない
何も知らない
公園で会った男の子の顔すら知らないんだ。




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