Lonely
第2章 過去
なんだ?
「…はい」
「澪かっ!?今何処にいる!!」
何をそんなに焦っているんだ
「…さつきの家」
「…っ!!まずい!!その家から出ろ!!」
「…は?何故だ?」
「いいから出ろ!!」
和稀がこんな大声を出すのは、珍しかった
「わかっ…た」
「よし、じゃあ、近くのコンビニで待ち合わせをしよう」
「…ん。」
会話を終わらせると携帯をポケットに入れ、
玄関まで走った
扉を開け、全力で走った
普段、体力を使わない為、体力が全く無い
一件の家の角を曲がった瞬間、
頭に激痛が走り、意識が切れた