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Lonely

第4章 二人




だけど、すぐにその夢は崩れたんだ


父親のせいで


俺からバスケを奪った父親が憎い。


今でも憎たらしい。


この先、何があっても許すつもりは無いだろう


バスケが無くなった瞬間俺は生きた心地がしなかった


何もかもに無気力だった。


それではダメだと気づき、


明るく振る舞っていた。


無理に笑い、無理に話、


心底笑っていないから、気付かれてないか


と思った事もあったが、皆気付いてなかった


あの時の俺はそんな事をしてないと、やっていけなかった。


和稀先輩には、いつ話そうかな。



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