Lonely
第5章 一日
「じゃあな、クロ」
「……ニャー」
次の日になり、また学校へ行く
毎日繰り返す事。
つまらない。
“…トン”
アパートの階段を降りると
「おはよう!!守内さん!!」
神崎が居た。
何故だ?何故居る?
何故私に付きまとう?
「あれ?来ちゃ悪かった?」
「………。」
「聞いてる?」
「………うるさい」
「あは、ごめんごめん」
…謝る気のない言葉
腹が立つ
「…何故居る」
「守内さんと登校したくて」
「いい迷惑だ。」
「たまには一人で学校行くんじゃなくて、誰かと行ってみるのもいいよ?」
「…余計なお世話だ。
一人で何が悪いんだ?
そうだな、貴様はクラスの人気者だから、一人が嫌いなんだろう?」
「そうじゃなくて!!
守内さんはもう少し他人と関わりを持った方がいいよ!!」
「…いらんお世話だ」