Lonely
第6章 明かされる過去
「…ごめんね、守内さん。
もう大丈夫だから。」
「あぁ…
私も聞きたい事があるんだが」
「何?」
「和稀とお前はどんな関係なんだ?」
「…先輩と後輩だよ」
「つまりは友人て事か?」
「うん、和稀先輩、中学の頃バスケ部だったでしょ?」
「……あぁ」
そういえばそうだったな。
無理矢理大会に連れて行かれたりもしたな。
「俺も中学の頃はバスケ部だったんだ。」
「そうか」
「うん、だから知り合いなんだ」
「…へぇ。」
「あ、興味無いて顔してる」
笑う。
そんなに楽しいのか?