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最後の星

第4章 彼女の願い

あたしの願い事。
それはもう叶わないかもしれない。
ずっと保育士さんになりたかった。
子どもが大好きだから。
でももうだめかな。

そんなことを考えていたら、
空は晴れていて空いっぱいに星が輝いていた。


きれい。


でもあたしはあえて願い事をしなかった。

もう叶わないから。

あたしは考えるのがつらくなった。

「チェリーいくよ!」
チェリーを連れてベッドにむかった。

しばらく眠れなかった。

そしてキャンプは終わったのである。

明日からあたしは入院で苦しい日々が続く。

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